あらすじ
「字が読める者なら誰でも使える、それが物語さ。これは魔法じゃない」
分厚い本を手に、商人はグラスを水で満たした。
それが初めて見た魔法だった。
でもこれは魔法じゃない。魔法は杖を使う。
杖の先端にある魔光石に本を入れて、朗読する。それが魔法だ。
でも杖は持ち運ぶには重くデカい。
それに本はすぐには読めない。
だから俺は決めた。
魔法をもっと効率のいいものにする!
誰でもすぐに使えるものにする!
平民街の女の子フィオナと出会い、手始めに簡単な杖を作った。
軽くて短い、細い杖だった。
数日後、魔法界に革命が起きていた。
コンパクトなその杖に、王都中の魔法使いたちが笑った。
※こちら2020年に執筆を断念し、小説家になろうにも投稿していたものです。