あらすじ
母の遺品として見つかった、青い石のペンダント。
それはただの宝石ではなく、精霊の魂が封じられた器だった。
ごく普通の家庭で育ったわたしは、
その青い石から語りかけてくる気楽で皮肉屋な精霊との出会いから、なんとなく遠かった母を身近に感じていく。
「君の両親は、わたしを利用しなかった」
「だから、君がどうするかを選べる」
運命や偶然をねじ曲げるほどの力を持つ精霊。
それを使えば、世界も人生も変えられる。
けれど母はその力を拒み、娘にそれを残した。
力を使うよう勧めるかのように。
静かな遺品整理で出会った、精霊と娘
それが、やさしくて少し危険な精霊との契約未満の同居生活の始まりだった。