あらすじ
「――条件達成まで、あと9,994人」
魔法も超能力も存在しない現代日本。
冴えない陰キャ高校生・高木翔太の視界に、ある日突然【青いウィンドウ】が現れた。
そこに記されていたのは、あまりにも突飛な「クエスト」
『10,000人をマッサージして癒やせば、報酬として【飛行スキル】を授与する』
冴えないインキャがマッサージ。変態扱いされる恐怖と、「空を飛びたい」という純粋な欲望の板挟みになった翔太。
彼は叔母の経営するリラクゼーションサロンの片隅で、世界で唯一の、そしてあまりに背徳的な「修行」を開始する。
しかし、授けられたスキルは単なるマッサージの域を超えていた。
• 【脂肪再配置】: 骨格を正し、不要な脂肪を最適な位置(胸や尻)へと物理的に移動させる神技。
• 【不可視の腕(エクストラ・アーム)】: 自分にしか見えない「三本目、四本目の透明な腕」を出現させ、物理的な干渉を無視して深部まで癒やす。
• 【ディープスリープ・アロマ】: お香を媒介に、相手を無防備なトランス状態へと誘う。
「……ねえ、高木くん。昨日の『続き』、またお願いできるかな?」
最初に陥落したのは、高嶺の花だった学校一のマドンナ・高橋みゆき。
さらには、国民的トップアイドル一ノ瀬れいなまでが、その「不可視の指先」に魅了され、グループのメンバーを連れて深夜のサロンへと押し寄せる。
シルクサテンの施術着。オイルで透ける境界線。
誰にも言えない秘密の時間は、少女たちの理性を溶かし、翔太への執着心に火を付けていく。
「……待ってくれ。僕は、ただ空を飛びたいだけなんだ!」
陰キャ少年の平穏な日常は、1万人達成を待たずして、ヒロインたちの独占欲が渦巻く修羅場へと変貌する――。
カクヨム発、背徳と癒やしの現代ファンタジー・ラブコメ、開幕!