あらすじ
社内で「氷の鉄仮面」と恐れられる中堅社員・湊。
そんな彼を唯一、屈託のない笑顔で追い回すのが、大型犬のような新人後輩・航だった。
「湊さんの横顔、あまりに綺麗で……つい」
「湊さんの匂い、世界で一番落ち着きます」
呼吸をするように甘い言葉を吐き、無自覚に距離を詰めてくる航。
冷たくあしらっても、それは「優しさ」だとポジティブに変換され、湊の防壁はじわじわと削られていく。
ある雨の夜、一本の傘の下。
航が漏らした「本音」と、ふいに見せた「オスの顔」に、湊の理性がついに音を立てて崩れ去る――。