あらすじ
その森は『銀錆の森』と呼ばれている、深い霧に包まれた沈黙の聖域。
そこには、神の逆鱗に触れた、一羽の『銀の孔雀』アルジャンが幽閉されている。
彼は、自らの罪により『銀の呪い』を背負い、千年もの間、見失った愛しき魂を待ち続けていた。
そんな森の麓で、銀の恩恵を貪る人間たちは、百年に一度の祟りを鎮めるため、一人の少女・シエルを生贄として差し出した。
だがそれは、銀の神の憤怒を呼び覚ます、あまりにも浅ましき所業だった。
強欲な人間の罪。
銀の神の罪。
シエルは、その手に分け与えられた大切な『欠片』を護るため、迷うことなく全てを捧げる。
孤独な神に還った少女が辿り着いた、これは、美しくも残酷な『銀』の終末。
二人が手に入れた、世界で一番静かな『しあわせ』の物語。
超・妄想コンテスト、第259回『銀』出品作品です。
※ この作品は、作者の妄想の産物であり、フィクションです。
※ 画像は、パブリックドメインQ様よりフリー素材をお借りして、文字加工し、使用しております。