あらすじ
ロマジカの森という魔境の近くに家を構える少女、ミュエ。彼女は魔物たちと一緒に静かに暮らしていたのだが、魔法師のアーランドの一つの依頼に頭を悩ませることとなる。俗世から離れ暮らしていた彼女にとって人間と関わることは悩みの種であったが、それでも美しいものは放っておけない。人間と関わるうち少しずつ変わっていくものと、変わらないものと、彼女のせいで変わっていくものは、金色の目からすれば微睡の中で見る夢のようなものだ。それでも、だからこそ、ミュエは指の隙間から零れそうなものから目が離せないでいた。