あらすじ
人間の街で居場所を失った少年リオは、
追放同然で踏み込んだ獣人の領域で、
一人の獣人と出会う。
それは、世界の歪みを抑え続ける存在――
獣人王ガルドだった。
異質な力を持つリオは、
獣人たちから警戒され、疎まれながらも、
王の判断によって王城に留め置かれることになる。
だが、人間と獣人の境界に立つその存在は、
やがて世界を揺るがす争いの中心へと引き寄せられていく。
王としての責務と、
一人の存在を手放せない想い。
少年が選ぶ未来と、
王が耐え続けてきたものが交わるとき、
世界は静かに、しかし確かに歪み始める。
――これは、
居場所を失った少年が、
最強の獣人王に選ばれてしまった物語。