あらすじ

「オルトリンデ、貴様との婚約は破棄する! その不気味な鉄仮面を見るのも今日で最後だ!」 学園の卒業パーティーで、第二王子ヴァルダスは高らかに宣言した。 私の顔を覆う、無骨で黒い鉄の仮面。それは王子が言うような「醜さを隠すもの」でも「呪いのアイテム」でもない。 私の膨大すぎる『魅了の魔力』を抑え込む、国家指定の封印具だ。 これを外せば、視界に入る全ての人間が理性を失い、国が傾く。だからこそ、私は幼い頃から素顔を隠して生きてきたのに。 「王命だ。今すぐその薄汚い仮面を外せ!」 「……後悔なさいますよ?」 警告は無視された。ならば仕方ない。 私は王子の作成した『全責任は王子が負う』という誓約書を受け取り、静かに留め金を外した。 その瞬間、会場は地獄(あるいは天国)と化した。 王子が、側近が、令嬢たちが、白目を剥いて私に群がる中――。 「……チッ。全員、目を閉じろ。彼女は俺のものだ」 なぜか、強面で有名な騎士団長ジークハルトだけが正気を保ち、私を抱きしめて隠してくれて!? これは、呪われた仮面令嬢が、その素顔ごと愛されるまでの物語。

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小説を読もう2026/01/15
  • 現在の作品「その不気味な仮面を外せ」と婚約破棄されましたが、これは国を傾ける『魅了』の封印具です。……本当に外してよろしいのですね?