あらすじ
世界樹を守る仕事――
そう聞けば、もっと神聖で、やりがいのあるものだと思っていた。
だが実際の仕事は、
「世界を安定させるために、どこを切り捨てるか決めること」だった。
切れば評価が上がる。
迷えば被害が広がる。
善意も、努力も、すべて“想定内”。
正しい判断を続けるほど、
世界は安定し、
世界樹は静かになり、
――なぜか、戻らないものが増えていく。
これは、
世界を救う物語ではない。
「切らないと決め続けることが、どれだけ難しいか」
その現場で、少しずつ壊れていく管理人の話。
世界樹って、
思ってたよりブラック企業でした。