あらすじ

正義が、人を殺す言い訳になったのはいつからだろうか。  新人刑事・靴谷氷花は、ある夜の事件現場で“許可された殺し”を目撃する。  人質は救われ、犯人は死亡。  書類上は【解決】された事件ばかりが増えていく。  そして、氷花だけがその違和感を見逃せなかった。  見て見ぬ振りは、彼女にはできない。  現場に残されていたのは、死んだ犯人と震える人質。  そして笑う殺人鬼・四四咲無黒。  法を信じる刑事と、法の外側で殺すことを許された存在。  決して交わるはずのなかった二人は、やがて警察内部に巣食う“正義の構造”へと否応なく引きずり込まれていく。  守るために選んだはずの正義が、誰かの命を奪っていたとしたら。  裁くことで救われない罪があるとしたら。  これは、「殺さない」と決めた氷花と、「殺してしまう」役目を背負った殺人鬼の物語。  膨れ上がった正義は、暴力よりも簡単に人の命を奪う。  それでも、あなたは正しさを選べるか。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/01/15
  • 現在の作品ブラックラック−モノクロの証言−