あらすじ
愛されたかった…。
僕は、あなたの唯一になりたかった…。
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αの両親と兄姉を持つΩの長峰琳(ながみねりん)は、父に連れられて参加した父が社長を勤める取引会社の創立パーティーで、同じく父親と参加していたαの高槻彰宏(たかつきあきひろ)に見初められる。
高槻家からの申込みで見合いをし、結婚を前提に交際を始めた二人。琳の突発性のヒートで婚前に番契約を交わしてしまったが、予定通りに琳の大学卒業後に結婚した。
新婚生活は順調にスタートした。しばらくは二人きりで…という彰宏の提案で、子供を持つのは三年後を目安にして、少し長めの新婚生活を幸せをかみしめながら過ごしていた。
けれど…。
その幸せは一年で終わりを告げる。
彰宏の父親の代理で夫婦で参加したパーティーで、彰宏と琳の前に現れた明らかに発情したΩの青年。
青年はαの彰宏を自身が放つフェロモンで支配し、αの発情…ラットを誘発したのだ。
そして彰宏は青年と…。
この日を境に、琳と彰宏はすれ違い、傷付き、傷付け、夫婦であり番である二人の関係は破綻していく…。
関係を修復出来ないまま二年が過ぎ、結局、琳からの申し出で二人は離婚。
婚姻期間三年。その内の二年はすれ違いの日々。実質の結婚生活はわずか一年だった…。
離婚成立後、琳は、姉・華英(かえ)が家族で住む沖縄に移住を決意。静かでゆったりと時間が流れる場所に行きたかったから…。
そして、沖縄で穏やかな生活を送っていた琳は、『運命』と出逢うー。