あらすじ
「退屈だな、この世界は」
シュヴァルツェン公爵家を継いだヴィクトールは、若くして最強の才能を持て余していた。戦えば無敗、指揮を執れば必勝。しかし王国騎士団は腐敗と伝統に縛られ、彼の野望を受け止める器ではなかった。
「なら、自分で作ればいい。最強の軍団を」
志を同じくするのは、狂気の天才と呼ばれる弟ルドルフ。彼は魔獣の生体と機械を融合させた「生体融合機」を開発した。喰らえば喰らうほど強くなり、パイロットと共に進化する——常識を覆す異端の兵器。
集うのは王国に居場所のない者たち。除隊された騎士、迫害された獣人、没落貴族の娘。そして、祖国に裏切られた敵国の皇女。
「出自は問わない。僕が見るのは才能だけだ」
異端者たちの軍団「黒鋼騎士団」は、瞬く間に王国最強へと駆け上がる。
だが、これは始まりに過ぎない。
覇王の野望は国境を越え、やがて大陸全土を呑み込んでいく。
「さあ、次の獲物を探そうか」
戦略の天才たる兄と、狂気の開発者たる弟。二人の公爵が織りなす、異端の覇道がここに開幕する。
仲間との絆、進化する機体、そして終わらない野望。これは「最強」の、さらにその先を目指す物語。