あらすじ

文学部に通う大学生チアキは、江ノ電沿線の古書店で、不思議な店主ユウジと出会う。 彼は感情が高ぶると、「なんとかやかや」という意味不明な音を口にする癖があった。 会話にならないはずのその音に、なぜか心を揺らされるチアキ。 少しずつ距離を縮める中で、彼女はユウジが過去に「書くこと」と 深く関わっていた人物である可能性に気づくが、踏み込むことはしなかった。 やがて、言葉の行き違いから二人は距離を置く。 音を失うユウジと、音を必要としている自分に気づくチアキ。 再会の先で二人が選んだのは、理解し合うことではなく、分からないまま隣にいることだった。 言葉にならない感情を抱えたまま、それでも確かに恋をした、静かで優しい物語。

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カクヨム
カクヨム2026/01/15
  • 現在の作品「『なんとかやかや』で、恋をする」