あらすじ
勇者として異世界に召喚された相良恒一は、
与えられた力が「不老不死」だけだったことで、
失敗作・不純なアンデットとして王国に幽閉される。
百年後、王国は滅び、彼は別の勇者パーティによって解放される。
だが英雄として迎えられることはなく、
「死なない盾」「使い捨ての囮」として酷使され、
やがて再び「穀潰し」「アンデット」として追放されることになる。
死なない。
だから壊される。
正しさと合理性の名のもとで、人として扱われなくなる。
それでも彼は恨まない。
復讐もしない。
軽口を叩きながら、また歩き出す。
これは、不老不死という刑罰を背負わされた男が、
「使い潰される側」であることをやめ、
それでも生き続けてしまう物語。