あらすじ
老兵よ、武器を取れ。
それは復讐ではない。生きるための、最後の任務だ。
戦争が終わり、役目を終えたサイボーグ兵士たちは「再生」と「安らぎ」を掲げる施設へ送られる。
――サイボーグ廃兵専用病院〈アンバリッド〉。
そこは治療の場であり、同時に墓場でもあった。
自殺すら許されない禁制命令を身体に刻まれた元曹長イザムは、
“穏やかな終わり”を求めてこの施設を訪れる。
そこで出会うのは、同じように壊れ、捨てられた老兵たち、
そして「治るために来た」と微笑む謎の女性グロリア。
だが、彼女の突然の消失をきっかけに、
アンバリッドの裏側――
廃兵たちの身体が部品として切り売りされる、
静かで冷酷なシステムが露わになる。
戦えるのは、もう過去の兵士だけだ。
最新鋭の敵に対し、武器は旧式、身体は傷だらけ。
それでも彼らは立ち上がる。
これは、
「死ねない兵士」たちが、
「生きること」を命令に変える物語。
サイボーグ×退役兵×医療施設の闇を舞台に描かれる、
重厚なハードSFアクションと、
人間の尊厳をめぐる静かな叛逆。
老兵よ、武器を取れ――
アンバリッドの戦い。