あらすじ
――昔から、私には「刀の声」が聞こえていた
代々、禁忌の武具を封印・管理する「番人」の一族、風花家。
その娘として生まれたシオンは十四歳の冬、実家の蔵の奥で一本の刀に出会う。
それは、かつて世界を滅ぼしかけ、歴史から消されたはずの禁断の妖刀『残雪(セツ)』だった。
指先から伝わるのは、千年の孤独と、凄まじいまでの圧。
だが、生まれつき「刀の声」を聞くシオンの耳には、その恐ろしい響きの奥にある、震えるようなセツの寂しさがはっきりと聞こえていた。
「よろしくね、セツ。……それにしてもあなた、刃文の乱れ具合がすごく素敵!」
恐怖よりも好奇心と刀への愛が勝る「刀オタク」の少女と、皮肉屋で寂しがり屋な伝説の妖刀。
運命に導かれた一人と一振りの、美しくも険しい旅が今、始まる。
※縦読みで執筆してますので、縦読みの方が読みやすいかと思います。
※本作の挿絵およびキャラクタービジュアルはAI(NovelAI)を使用して制作しています。シオンとセツのイラストも是非お楽しみください!