あらすじ

12歳で婚約し、お互いに一目惚れしてしまった 理系男子・財前慶一郎と、文系女子・伊集院桜子。 だが、理性を尊び学業を優先するため、二人は『十八歳の顔合せの儀までは直接会ってはいけない』と約束させられてしまう。 進学先はそれぞれ偏差値70の男子校と女子校。 6年間の『会えない恋』は、やがて二人をおかしな方向へこじらせていく。 慶一郎は何故か『恋の定理』を解明しようとしていた。 「僕は桜子さんという『実在する奇跡』を証明するために、生涯微分する覚悟がある。」 いつしか、慶一郎はイチャつく共学カップルを見ては容赦なく心の中で毒づくようになっていた…。 (っクソ!!理性より快楽を優先するボノボ共め!! 恋を理屈で説明できないのなら進化の過程からやり直せっ!  …僕は桜子さんに指先一つ触れられないというのに。    くそっ、クソクソクソクソクソクソ!!!  羨ましい羨ましい羨ましい。) 一方で、桜子は寂しくなると和歌を口ずさみ、大安吉日になると、あらぬ事を妄想していた。 (源氏の君のように、慶一郎様が忍んで来てくださらないかしら。  そして、その指先で……私のすべてを暴いてくださったら――) 理性を信奉する少年と、古典に生きる少女は、 会えないまま互いを『神格化』し、恋を理論と妄想で増幅させていった。 ──これは、理屈では説明できない『恋』を知っていく、名家の青年と令嬢の純愛暴走ロマンス。

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カクヨム
カクヨム2026/01/14
  • 現在の作品偏差値70なのに恋愛経験0の二人の理性が崩壊するまで〜財前慶一郎と伊集院桜子の恋