あらすじ
架空生物が実在する世界ではどのような分子生物学的研究が行われるかを考える企画「異世界分子生物学会」――その学会の会報で掲載されているというていで書かれたコラムの第三弾です。
続発する雪女による捕食事件に耐えきれなくなった高山地域の住民は、政府に雪女の大規模な駆除を訴えます。しかし人間とよく似た外見の雪女を害獣として駆除することに都市部住民の一部が反発して議論は紛糾、政府は判断材料とするため、一人の研究者に雪女が外見通り人間に近い生物なのかを調べるよう依頼します。研究者は雪女の遺伝子解析を行い、その結果を報告しますが……。