あらすじ

ある日、ネット上に一本の動画が投稿された。 コンビニの前で、人に噛みつこうとする老婆の姿。 たった十数秒の映像は、瞬く間に拡散され、軽口と疑念と恐怖を生み落とす。 それは病か、事件か、それともただの異常か。 やがて各地で似た症例が報告され、 医療現場は疲弊し、社会は静かに歪み始める。 避難所が作られ、対策が講じられ、 人々は「生き延びるための判断」を重ねていく。 種のために噛みつく者たち。 守ろうとする者たち。 そして、切り捨てることを選ぶ者たち。 これはゾンビの物語ではない。 派手なアクションも、明確な正義も存在しない。 極限状態の中で、 人が人であるがゆえに下してしまう「選択」と、 その先に残るものを淡々と描いた、静かなパニックホラー。 ――狂っているのは、感染者か。 それとも、そう判断した人間たちか。

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小説を読もう2026/01/15
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