あらすじ
絶対に傑作小説を世に出せない、メディアの言論統制に潰された作家×絶対に傑作小説が埋もれるカクヨムとの最凶のタッグ!!!(๑و•̀Δ•́)و
「私は言葉で世界を変える。でも、言葉で守れないものは、その牙で噛み砕いて」
かつて純文学の寵児として持て囃されながら、実家が広域指定暴力団であることを暴かれ、筆を折った作家・辰田紗矢(たつた・さや)。
失意の中、数年ぶりに故郷である地方都市・日昇県へ戻った彼女を待っていたのは、異様な熱気に包まれた街と、変わり果てた父の姿だった。
「いいか紗矢。これはただの刺青じゃねえ。……命を喰らって力に変える『呪い』だ」
政府が極秘裏に進めていた生体兵器開発実験。
古代の遺跡から発掘された「原初のインク」を用いたその技術は、人間を異形の「人造獣(キメラ)」へと変える禁断の力だった。
実験場として隔離され、見捨てられようとしている故郷。
そして、その陰謀の中心にいるのは、現内閣総理大臣・錦川治城(にしきがわ・はるき)だった。
理不尽な暴力が、紗矢の家族を、故郷を蹂躙していく。
絶望する彼女の前に立ちはだかったのは、父の組の若頭であり、紗矢の恋人でもある鹿角瑛司(かづの・えいじ)。
彼は紗矢を守るため、自らの命を削ることを代償に、白銀の巨鹿へと変身する能力「獣神化(ビースト・モード)」を受け入れた。
「お嬢、俺を使ってください。俺の命が尽きるまで、あなたの盾になります」
「バカね。盾になんてさせない。……私たちは二人で一つよ」
背中に「救世観音」の刺青を背負う極道作家・紗矢。
背中に「白銀の雄鹿」の刺青を背負う紗矢の恋人・瑛司。
そして、背中に「深紅の昇り龍」を背負い、仁義を貫く老いた父・剛。
三人は、わずかな手勢と「言葉」の力を武器に、国家という巨大な敵へ喧嘩を売る。
地方からの独立宣言。メディアを使った情報戦。そして、首都・東京への決死の進軍。
しかし、その戦いの果てに待っていたのは、あまりにも残酷な父との別れと、革命後の汚れた真実だった――。
【本作の読みどころ】
『異能力×極道×政治サスペンス!』
「命を削って変身する」というリスクある能力バトルと、ヤクザ映画のような熱い仁義、そして国家転覆を狙うポリティカル・フィクションが融合。
『魂を焦がす究極の愛』
護衛である瑛司は、変身するたびに寿命が縮み、白髪化し、死へと近づいていく。それでも紗矢を守ろうとする彼の献身と、彼を生かすために自らの血と魂を差し出す紗矢。二人の関係性は、主従を超え、やがて唯一無二の伴侶へと昇華する。
『「言葉」の力』
主人公は作家。物理的な戦闘だけでなく、演説、手記、配信といった「言葉」を駆使して世論を動かし、権力者の「虚構」を暴いていくカタルシス。
『怒涛の展開と、涙のラスト』
全34話、息つく暇もない逃亡と戦闘の連続。父の壮絶な最期、裏切り、そして国境を越えた先にある、切なくも希望に満ちたエンディングまでを一気に駆け抜けます。
「革命は終わらない。私たちが愛し合い、戦い続ける限り」
世界に牙を剥く、極道作家の革命詩(レクイエム)。
その第一ページを、今、めくってください。
【主な登場人物】
辰田紗矢(たつた・さや)
主人公。辰田組組長の娘であり、元純文学作家。気は強いが情に厚い。背中に「救世観音」の刺青を持ち、他者の生命力を増幅・治癒する力を持つ。武器は光の弓矢と、世界を動かすペン。
鹿角瑛司(かづの・えいじ)
辰田組若頭。孤児だったところを剛に拾われた。紗矢に絶対の忠誠と秘めた恋心を抱く。背中に「雄鹿」の刺青を持ち、自らの生命力を燃料にして強力な戦闘形態へ変身する。
辰田剛(たつた・ごう)
辰田組組長。昔気質の極道。過去に極左過激派として武装闘争に加わっており、その後極右のヤクザに転身した。破天荒だが、家族と故郷を誰よりも愛する男。背中に「昇り龍」の刺青を持つ。
錦川治城(にしきがわ・はるき)
内閣総理大臣。冷酷な野心家であり、古代インクの力を軍事利用しようと目論む「冥王」の刺青の持ち主。
葛原(くずはら)
極左過激派の反政府武装組織「晴天同盟」のリーダー。口は悪いが頼れる参謀役として、紗矢たちをサポートする。
※本作はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。