あらすじ

「エルナ・フォン・バウムガルト! お前のような偽聖女は我が国には不要だ。今すぐ出て行け!」 バウムガルト王国の第一王子カイルから、婚約破棄と国外追放を告げられたエルナ。妹のミラは「お姉様の手柄は私のもの」とあざ笑い、周囲の貴族たちは無能な彼女の追放を拍手で迎えた。 だが、誰も知らなかった。 彼女がボロボロになりながら、その身を削って王国全土の『大結界』をたった一人で維持していたことを。 「もう、疲れちゃった……」 すべてを諦め、吹雪の吹く死の地境へと足を踏み入れたエルナ。 凍え死ぬのを待つだけの彼女の前に現れたのは、隣国の若き暴君として恐れられる「氷の皇帝」レオンハルトだった。 「ようやく見つけた。十年前、私を救ってくれたのは……君だったんだね」 彼はエルナを抱き上げ、世界で最も甘い誓いを立てる。 一方で、エルナという唯一の守り手を失った王国は、瞬く間に魔獣の脅威にさらされ、崩壊の危機に瀕していた。 「戻ってきてくれ、エルナ! 君がいないと国が滅びるんだ!」 「……今さら何をおっしゃるのですか?」 泣きつく王子たちを冷徹に切り捨て、エルナは帝国の皇后として、陛下から執着に近いほどの溺愛を受ける日々を送ることになる。

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小説を読もう2026/01/15
  • 現在の作品無能と蔑まれ追放された聖女ですが、隣国の氷の皇帝に「君を10年間探していた」と略奪されました 〜私が結界を解いた後の王国がどうなろうと、もう知りません〜