あらすじ
※この作品には、性的描写、暴力描写などの表現が含まれています。15歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
代々公爵家に仕える従者の家系に生まれたβのレオンハルト。
彼の生き甲斐は、病弱で儚げな若き主君、αのラッセルを守ること、ただそれだけだった。
しかし、十八歳を境に彼の身体を蝕む原因不明の異変、それはごく稀にβがΩへと変化する「遅延分化」の兆候だった。
主君を守るべき自分が、庇護されるべきΩになるなど断じてあってはならない。
必死に薬で体質を偽るレオンハルトだったが、その秘密は静かに主君の独占欲を呼び覚ます。
「もう、君は私の側から離れられない」
病弱な仮面を脱ぎ捨てたラッセルは、力強いαのフェロモンでレオンハルトを縛り付け、絶対だったはずの主従関係を覆す。
戸惑いながらも、その才能を開花させていくレオンハルトと、病的なまでに彼を執着し、甘く溶かすラッセル。
これは、忠誠が愛に、主従が運命の番に変わるまでの、甘く切ない主従逆転の物語。
【登場人物紹介】
◆レオンハルト・シュトラウス(受け)
ヴァレンティン公爵家に代々仕える従者の家系に生まれた青年。
βとして、病弱な主君ラッセルを守ることだけを使命として生きてきた。
強面で大柄な体躯に反して、不器用で献身的、そして健気な性格。
ある日突然Ωへと体が変化し始めたことに絶望し、必死にそれを隠そうとする。
主従逆転後は、持ち前の真面目さと知識で領地経営の才能を開花させていく。
◆ラッセル・フォン・ヴァレンティン(攻め)
ヴァレンティン公爵家の次期当主。
α。
誰もが見惚れるほど美しい容姿を持つが、生まれつき病弱で、儚げな印象を周囲に与えている。
しかしその内面には、従者であるレオンハルトへの深い執着と独占欲を秘めている。
レオンハルトがΩになったことを確信し、本性を解放。
病弱なふりをした知略と権力で、愛するレオンハルトを誰にも渡さないと誓う年下スパダリ。