あらすじ

放課後の図書室。 静かなカウンターで、肩が触れるほど近くに座る二人。 陰キャで奥手な先輩と、年下なのに妙に余裕のある後輩、ボクっ娘のソラ。 彼女は、わざと近づく。 顔を寄せ、声を落とし、 耳元で囁くように言葉を選ぶ。 吐息がかかる距離で、 指先が袖口に触れて、少しだけ留まる。 先輩が身じろぎするのを見て、 ソラは楽しそうに、でも逃がさない。 「……そんな顔されると、  ボクが悪いことしてるみたいじゃないですか」 触れているのに、踏み込まない。 離れそうで、離れない。 甘くて、静かで、 余裕を削る音だけが、確かに残る。 主導権はいつも彼女の手の中にある。

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カクヨム
カクヨム2026/01/14
  • 現在の作品先輩、逃げ場ないですよ?