あらすじ
※3000文字でサクッと読める「ざまぁ」+「とろとろ溺愛」です。
「君のような、陰気で喋らない女とは婚約破棄する!」
建国記念パーティーの最中、第一王子ジェラルドの声が響き渡った。
無実の罪を着せられた伯爵令嬢リリエルは、弁解ひとつせず、ただ優雅に微笑んでその申し出を承諾した。
――だって、この首につけられた『沈黙の首輪』は、私の声を犠牲にして王家の汚職と呪いを封じ込めていたのだから。
「では、契約終了ですね」
リリエルが首輪を外した瞬間、王子を筆頭とする王族の守護が消滅し、積み上げてきた嘘がすべて「黒い霧」となって彼らを襲い始める。
慌てて助けを求める王子を尻目に、リリエルを抱き上げたのは、王家で唯一清廉な「氷の公爵」カシウスだった。
「やっと聞けた。これが俺の愛しい人の声か」
これは、声を封じられていた令嬢が、最強の公爵に溺愛され、幸せな歌を歌うまでの物語。
【ハッピーエンド/断罪/溺愛/公爵/チート能力】