あらすじ
魔法が当たり前の世界で、人々は《マギッター》という呪文SNSを使い、日々感情を発信する。
──だが、そこに飛び交うのは「いいね」ではなく、負の感情を魔力化した《呪詛》。
呪詛を浴びれば魔力が増すが、一定を超えると現実に“呪い”が発動する。
そして、呪詛を送り続ける者は精神が侵食される《呪詛病》に堕ちていく。
落ちこぼれ魔法学院生アレンは、進級に必要な魔力量を得るため、禁忌とされる“炎上”に手を出してしまう。
「英雄批判」の一言が拡散され、彼の名前は一夜にしてトレンド一位へ。
呪詛ポイントは1万を越え、死の呪いが迫る。
その瞬間、魔力水晶が告げた。
《あなたは選ばれました。管理者権限を付与しますか?》
《管理者イーロンの承認が必要です》
《マギッター》創始者イーロン──古代呪詛管理術を復活させた天才にして、十年前に姿を消した男。
彼が残した《管理者権限》は、世界中の呪詛を再構築できる“神の権能”だと言われている。
呪詛に飲まれるか。
世界を書き換える力を手にするか。
呪詛ネットワークに選ばれたアレンの運命が、いま動き出す。