あらすじ
「何もしてないんです!でも動かなくなりました!」という第一声から始まる、情シス(情報システム部門)のいつもの一日。 対人折衝が得意な先輩・佐野さんと、彼女が苦手な実務を淡々と引き受ける俺、山口。 先輩が投げ出した「使い物にならない」手順書を直したり、知識不足の先輩を支えたり。 そんな地味な毎日のなかで、彼女が俺にだけくれたのは、みんなには内緒のコーヒー。
劇的な展開も、ドラマチックな救いもない。 けれど、自分の仕事を誰かが見てくれている。その事実が、すり減った心を少しだけ整えてくれる。 これは、どこにでもある職場の、ふんわりと心地よい日常の記録。