あらすじ
冒険者パーティで長年サポート役を務めてきた主人公は、
ある日突然「役に立たない」という評価のもと、追放同然に切り捨てられる。
サポート職は評価されにくく、成果は前衛の功績として消えていく――
そんな冒険者社会の現実の中で、主人公は信用も居場所も失っていた。
独立を選んだ主人公は、あえて誰も手を出さない下位・不人気の依頼を引き受ける。
そこで少しずつ明らかになっていくのは、
これまでの支援行動が“実績”として蓄積され、
数値や結果として可視化されていくという異質な現象だった。
第三者の評価、噂、依頼の成果。
積み重なった事実だけが、主人公の立場を静かに変えていく。
やがてその影響は、個人の評価に留まらず、
サポート職そのものの価値や、冒険者社会の評価基準へと波及していく。
これは、力でねじ伏せる物語ではない。
実績だけで世界を塗り替えていく、
評価されなかったサポート職の逆転と再定義の物語である。