あらすじ
親友を守れなかった――その日、世界は少女の怒りに震えた。
女神族と魔神族の争いが絶えぬ戦場の村で、目も見えず、足も動かせなかった少女、スミレ。
弱く、守られるだけの存在だった彼女の胸に、親友を失った悲しみと怒りが秘められた魔力を呼び覚ます。
歌と氷――二つの魔法、二つのスキル。
絶望の中で開花した力は、襲い来る敵を跡形もなく消し去った。
初めて立つ足で歩いたスミレは、運命に導かれるように一人の少年と出会う。
彼の笑顔に、初めて心が震え、共に戦う決意を固める。
スミレは二人の大精霊と契約を結び、仲間を集め、迫り来る危機に立ち向かう。
その目的はただ一つ、壊れた世界を、壊す者から守ること。
そして、失われた命すべてのために戦うこと。
光と闇、二つの力を宿す少女。
その手で、光も闇も、悲しみも希望も、すべてを受け止める。
絶望の果てに目覚めた少女の、宿命と戦いの物語。