あらすじ

リバー王国の王女アクアは、水に恵まれた国に生まれながらも感情を表に出すことができず、 その無表情な佇まいから「氷の姫」と呼ばれている。 彼女には、隣国シー王国の王子モーガンという婚約者がいるが、 二人は月に一度、形式的な面会を重ねるだけで、心を通わせることができずにいた。 月に一度の面会の日、二人はいつものようにリバー王国の庭園でお茶をし、 ぎこちない会話を交わす。 気まずさを紛らわすように、アクアは王家に伝わる泉へと王子を案内する。 アクアが足を滑らせ、助けようとしたモーガンもろとも泉へと落ちてしまう。 意識を取り戻したアクアは、 目の前に自分自身の顔――ではなく、王子モーガンの顔があることに気づく。 一方、目覚めたモーガンもまた、 氷の姫の身体と入れ替わったことを理解し、愕然とする。 二人は誰にも知られぬまま入れ替わった状態で日々を過ごすことになる。 王子として振る舞うことになったアクアは、 「太陽の王子」として期待される明るさと責任の重さを知り、 姫として生きることになったモーガンは、 「氷の姫」と呼ばれる孤独と沈黙の中にあった彼女の苦しみを理解していく。 互いの立場を生きるうち、 二人は初めて本音を語り合い、 これまで気づくことのできなかった想いに触れていく。

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小説を読もう2026/01/14
  • 現在の作品姫と王子の入れ替わり