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あらすじ
雪は降っていなかった。 それにも関わらず、世界は常に雪の気配を返し続けていた。 声を発せば、言葉は意味になる前に白く反射し、沈黙を置けば、その沈黙すら雪として戻ってくる。 呼びかけと応答の区別は失われ、世界は一方的に「反響」だけを生成する装置となっていた。
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