あらすじ
魔王を倒した。
世界は救われた。
平和が来た。
――で?
翌日、勇者は無職になった。
履歴書が書けない。
敬語が使えない。
剣と魔法はコンプラ違反。
派遣会社は現代のダンジョン。
コンベアはラスボス。
空気は最強魔王。
さらに――
死んだはずの魔王は生きていて、
深夜コンビニで品出しをしていた。
そしてハローワークには、
元・武器屋、防具屋、宿屋、錬金術師が集結。
「お前が倒されたせいで、俺ら失業したんだけど?」
英雄も魔王も、
物語が終わった瞬間、
ただの使いづらい人材になる。
これは
世界を救ったあとに始まる、
最も現実的で、最も理不尽で、
一切役に立たないファンタジー。
笑って読め。
笑いながら、ちょっとだけ泣け。
そして最後は全部ぶち壊す。