あらすじ
昭和の空で若き命を散らし続けた「蒼穹の乙女」。
撃墜王・貴志姫乃は、英雄の虚像に消費されながらも、生き残る罪を背負い続けた。
部下の「お母さん」という最期の叫び、遺族への捏造された手紙、報道の眩しいフラッシュ……。
すべてを捨て、ただの「おばあちゃん」として穏やかな日々を送ったはずだった。
しかし、運命は皮肉だ。
曾孫・零の無垢な笑顔を見守りながら、彼女は静かに大往生を迎える。
――そして、神界で目覚めた時、姫乃は決意した。
「天国など退屈だ。アタシを雇え」
翼を畳んだ撃墜王が、再び空へ。
孫の未来を守るため、神界への殴り込みが始まる。
本編『蒼穹の女神と、黄泉帰りの学徒兵たち』の前日譚。
姫乃の痛みと愛が、本編の「もう二度と孫たちを消耗品にしない」決意の源泉となる――。
本編はこちら
https://kakuyomu.jp/works/822139843098319782