あらすじ
平穏な日常は、父の死と共に崩れ去った。
どこにでもいる高校生だった朝倉陽(あさくら・みなみ)は、刑事であった父の殉職後から、自分にしか聞こえない「声」に苛まれるようになる。
幻聴に怯える日々。周囲に突きつけられた診断結果は「統合失調症」――。
しかし、その「声」はただの狂気ではなかった。
声に導かれた先で見つけたのは、父が追っていた未解決事件と同じ手口の死体。
これは本当に病気か、それとも死者からの警告か。
世間から「異常者」のレッテルを貼られた少年は、父の遺志と死者の声を武器に、闇に葬られた真実へと挑む。