あらすじ

――死神に、恋など許されない。ましてや、命を救うなど。でも、それでも。

「……一度くらい、正しくない選択をしても良いでしょう?」

夜闇に浮かぶ、蒼白いカンテラの灯火で死を告げる「死神姫(ラ・モルテ)」。

北方の極寒の地に、世界から忘れ去られた豪華な処刑場がある。かつて「夜明け」を意味した名門オスクーロ家は、百年前のある大罪を境にすべてを剥奪された。残されたのは、決して終わらぬ贖罪の務めと、「死神」としての宿命。

たとえ人々から忌み嫌われようとも、気高く誇り高く生きる彼女の前に、すべてを見透かす男が現れる。

聖都評議院付騎士、巡察卿――アルヴィエロ・ディ・セルヴァ。一点の曇りもない純白の外套を纏い、太陽のような眩しさを放つ彼は、苦痛に塗れた死を待つだけの邸に「暴力的なまでの生」を持ち込んだ。

「死」を纏い、人であることを捨てた姫。
「光」を纏い、獣のようにその仮面を剥がそうとする騎士。

決して相入れることのないはずの2人が交わる時、その果てに待つのは、破滅か。それとも、オスクーロ(夜明け)か。

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アルファポリス
アルファポリス2026/01/13
  • 現在の作品オスクーロの死神姫(ラ・モルテ)