あらすじ
王国騎士団“白銀隊”隊長リヒトは、恋に関してだけは無能だった。
想いを寄せる“妖精姫”ルイーゼに恋心を隠したまま、今日も完璧な上官を装っている。
しかしある日、部下ノアが提出した婚約申請書を目にしたことで、すべてを勘違いした。
「彼女は、幼馴染のノアを選んだのだ」と。
一方その頃、ルイーゼはお菓子を焼いていた。
“推し”であるリヒトが甘いものを好むと信じ、木曜の午後二時に差し入れを届け続けている。
「この恋だけは、どうしても手放せない。」
——勘違いとすれ違いが、舞踏会の夜に交錯する。
「ノアではなく、俺を。
俺を選んでほしい——!」
拗らせ騎士と推し活令嬢。
全部勘違いから始まる、甘くて騒がしい恋物語。