あらすじ
ダンジョンが出現して二百年。
人類は三つに分類されるようになった。
普通の人間「ファースト」。
特殊能力を持つ「セカンド」。
そして、人外の身体的特徴を持つ「サード」。
大学生の緋想天サテンは、自分がサードであることを隠して生きてきた。
差別を恐れて。普通でありたくて。
――そんな私が、彼氏に騙された。
「五十万だけ」――そう言われて契約書に判を押した。
契約書の控えも貰わずに。
だが、実際に連帯保証人として背負わされた借金は五百万円。
金利トイチ・複利。返済できなければ、人生が終わる。
「ダンジョンに潜るしかない」
友人コチョウの言葉に、サテンは決意する。
隠してきた力を解放し、命を賭けて借金を返す――。