あらすじ
隣国の若き王アルティスに嫁いだ伯爵令嬢ミリア。しかし、待っていたのは「一度も顔を合わせない」まま過ぎ去る孤独な3年間だった。
ミリアは夫を信じ、毎日欠かさず1000通の手紙を送り続ける。しかし、その想いは腐敗した側近によって全て破棄され、代わりに届いたのは、たった一通の冷酷な**「離縁状」**だった。
「君を縛り続けるのは酷だ」――その言葉を最後に、ミリアはゴミのように捨てられた。
絶望の果て、ミリアはかつてのしおらしい自分を殺し、不敵で美しい女性へと覚醒する。
そんな彼女の前に現れたのは、仮面で素顔を隠した謎の公爵ルーク。彼に惹かれながらも、ミリアは自分を政略の道具として扱う軍事国家カルマン帝国の皇帝ケルビンとの再婚を突きつけられる。
しかし、婚礼前夜。ミリアの前に現れたのは、騎士の姿をした「ルーク」――そして、自分を捨てたはずの元夫、アルティスだった。
「もう二度と、君を失わない。たとえ王座を捨ててでも」
初めて知る、3年間の「すれ違い」の真実。
しかし、ミリアは彼を許さない。自分を殺した男に、最高の罰を与えるために。
「いいわ。ならば一生、私のそばで後悔なさい」
王冠を捨てた男と、王を支配する女。
帝国を揺るがす命がけの逃亡劇の果てに、二人が辿り着く愛の形とは――。
運命逆転のロイヤル・ロマンス、ここに開幕。