あらすじ

二十三歳、フリーター。 夢も目標もなく、ただ日々をやり過ごしていた男・ヒロシ。 コンビニバイト帰り、いつもと変わらないはずのワンルームの押し入れを開けた瞬間、彼の日常は終わりを告げる。 そこにあったのは布団でも段ボールでもなく、地下へと続く石の階段――そして、喋る黒猫の案内人だった。 押し入れの先に広がっていたのは「ダンジョン」。 一度帰れば二度と挑めない、命を賭けた異界の迷宮。 武器もスキルもない、完全な素人のヒロシは、否応なく第一層へ足を踏み入れることになる。 襲いかかるモンスター、容赦のない現実、そして「死ねば終わり」という単純で残酷なルール。 それでも彼は、逃げず、考え、転び、間違えながら生き延びていく。 モンスターを倒しても爽快感はない。 手に入るのは、意味の分からない結晶と、説明不能な“何かが増えた感覚”だけ。 このダンジョンで得られるのは力か、金か、それとも――生きる実感か。 生きる理由も、戦う覚悟も曖昧なまま。 フリーターの青年は今日もダンジョンを進む。

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小説を読もう2026/01/13
  • 現在の作品押し入れにダンジョンが現れた!