あらすじ
【注意:この物語は一部フィクションですが、世界史の流れと用語はノンフィクションであり、「共通テスト」に対応できる上に娯楽としても楽しめるつくりにしていきます。】
全国模試、常に2位。
歴史オタクの高校生、一ノ瀬純一は、万年2位の「敗北者」だった。1位に君臨するのは、容姿端麗、文武両道、聖人のごとき振る舞いで誰からも愛される男、神宮寺俊。
「惜しかったね、一ノ瀬くん」
その爽やかな笑顔の裏にある、他者を虫けらのように見る「本性」に気づいていたのは、純一だけだった。
ある冬の日、純一は事故で死んだーーはずだった。
目が覚めると、そこは古代メソポタミア。だが、教科書で知る歴史とは何かが違う。青銅器時代のはずの都市に黒煙が昇り、人々が「効率」という名の鎖に繋がれていたからだ。
「ここでも君は遅かったね、一ノ瀬くん」
玉座に座って狐のような目で見下ろしていたのは、すでにこの時代を「支配」していた神宮寺で……!?
これは、知識だけのひねくれ者が、さまざまな人々と出会い、成長し、歴史を歪める完璧な天才に挑む、数千年の「歴史」。