あらすじ
【あの方は、いつも片手に扇子を持っていました】
妻は懐かしむように語る。
凛と咲く花のように
時には、咲き乱れ先陣をきる姿はーーなんと勇ましいカ。
荒れ狂うものに呑まれんト、若き男ーー
名を国司と申す者。
【三家老が責任をとれば、長州藩は攻め滅ぼさん】
そう告げられた宣告。
【それが運命なら、それもよしとしよう――ただ、潔く腹を切れどこの思いだけは留めようゾ。】
腹を斬る前に男はそう言いながら一枚の文を手渡した。
それは妻に宛てた一枚の文。
――託された思いと、託した側の思いはリンクする――。
藩に遣えた、若き家老。国司信濃。
長州藩の三家老と呼ばれ、若い命は23歳の歳で切腹となるが、その才能は若干10歳の頃から開花していたと言われる。
新撰組や桂小五郎、西郷隆盛、坂本龍馬など、幕末には沢山の志を持つ偉人の方がおられますが、今回は《長州を守った三家老の一人、国司さん》を執筆したいと思います。
あまり表舞台に立たない偉人の方を今後執筆できたらいいなと思います。
そんなこんなで史実に沿い、執筆のリハビリに書き進めていきます。
表紙はフリーマン様から頂きました✨ありがとう御座います✨