あらすじ
召喚師ユーリ、紋章絵師カルミア、呪文書師モナミ、女武士しおん。世界戦争は天使と悪魔の争いから始まった。天使も悪魔も自分達の領土ではない、人間界を戦地に選んだ。戦禍の巻き添え人間は、天使に付く国、悪魔に付く国、天使にも悪魔にも良い顔をする国と、対応が分かれた。
長引く天使と悪魔の世界戦争は人間界の経済力を削ぎ、民衆は貧困に喘ぐ。紋章絵師の見習いとして働くカルミアは王都の貧民の子。紋章工房のしごきにも耐え、健気に修行に励む。召喚師ユーリは、田舎の村で羊飼いをしていが世界戦争で活躍して王都で名誉を得て英雄になることを夢見ていた。呪文書師のモナミは王女の身分を隠して、呪文書工房で働いていたが、悪魔討伐の旅に出るタイミングを狙っていた。
ハルグランド王国で三人は悪魔討伐で活躍するが、悪魔側についた極東のジャポネの国の女武士のしおんに、船を奪われてしまう。ハルグランド王はパーティーの失態に激怒し、船を取り戻すまではハルグランド王国に戻ることを禁じると、ユーリ、カルミア、モナミに命じた。
ジャポネでしおんと戦い船を取り戻したユーリ達。人間同士戦うこと、天使と悪魔の戦争に翻弄されることがおかしいと、ユーリはしおんを説得する。人間が自分達の平和と領土を取り戻す。そのために、天使と悪魔に和睦を持ちかける。
ユーリの作戦を実行するために、天界まで飛べる乗り物を探す。天界の守護を司るエンジェルフィッシュを、激闘の末味方につける。地獄まで飛べて、地獄の守護を司るファイヤーバードを探しに次は北東へ。世界各地を巡る冒険。ファイヤーバードは、和睦を持ちかけるよりも、天使のトップと悪魔のトップを誘き寄せて、人間界で最終決戦をさせる案を勧める。誘き寄せられた、大将同士の決戦のときに、人間も大天使と魔王を総攻撃。
ファイヤーバードの作戦は上手くいき、ユーリ、カルミア、モナミ、しおんの四人は世界戦争を終わらせた英雄になるはずだった。
しかし、歴史から四人の記録は消された。神も天使も悪魔もいない、信仰のない世界は為政者達に都合が悪いから。四人は元の暮らしに戻り静かに息を潜めるように暮らした。