あらすじ
【簡単なあらすじ】
巫女である“天月さら”はある日、幼馴染の魂に違和感を感じる。だが幼馴染として見ないふりをした結果、歪みは静かに、街へ広がっていく――。
【しっかりあらすじ】
巫女である“天月さら”は、妖怪と人の均衡を守る役目を負っている。
ある日、幼馴染の”陽菜“に生じた小さな違和感に、さらは気付いてしまう。
——「魂の上書き」。
それは本来あるべき魂を奪い、世界の運命すら歪める禁忌の術だった。
しかもその歪みは、陽菜ひとりに留まらず、町全体へと静かに広がり始めていく。
巫女として裁けば、すべては正しく戻る。だが、人として見れば、目の前にいるのは何も変わらない幼馴染だった。
さらはあえて裁定を先送りにし、陽菜と過ごす時間を選ぶ。それが、取り返しのつかない結果を招くと知りながら。
——巫女として裁くか。
——人として目を逸らすか。
その選択の先で天月さらを待つのは、救いか、それともーー。