あらすじ
「人生を楽にしたい、でも努力はしたくない」――そんな欲に負け、コスパ至上主義の青年・御得 貯(おんとく たまる)は、路地裏で怪しいセールスマン・売野(うりの)から、1つ1万円(税込)という絶妙な価格の「格安能力」を次々と買い込んでしまう。
しかし、それらはすべて「確かに能力は発動するが、使い道がなさすぎる」ものばかり。1万円という、絶望的な大金ではないが捨てるには惜しすぎる金額を支払った貯は、元を取ろうと必死に能力を駆使するが、事態はいつも予想外の(そしてショボい)方向へと転がっていく。
一銭の得にもならない「超能力生活」を描く、ギャグ小説。