あらすじ
勇者ゼクスから突きつけられた、あまりに理不尽な追放宣告。
カイルが毎日、一睡もせずに張り続けていた結界——それがパーティの命を繋ぎ、さらには国全体の平和を支えていたことに、愚かな勇者たちは気づいていなかった。
「……後悔しても、もう知らないからね」
カイルが指先ひとつで全ての術式を『解除』したその瞬間、この国の「終わりの始まり」が告げられる。
守護を失い、剥き出しとなった王都に迫るかつてない脅威。
一方、国を捨てたカイルの前には、彼の真の価値を見抜く「ある人物」が現れて……?
「今さら戻れと言われても、もう僕の結界は君たちのためのものじゃないんだ」
失ってから気づいても、もう遅い。
地味だと蔑まれた少年が、その圧倒的な力で世界を再構築していく逆転ファンタジー、開幕。