あらすじ
私立櫻ヶ丘学園には、決して近づけない『氷の聖域』が存在する。
二年生の双子姉妹、氷室 冬華と氷室 雪奈。
珍しい銀髪と、宝石のような水色の瞳を持つ彼女たちは、その類まれな見た目と普段の冷徹な態度から、全校生徒に『絶対零度の氷姉妹』と恐れられていた。
平凡を愛するクラスメイト、一色春人にとって、彼女たちは遠くから眺めるだけの、住む世界が違う存在――のはずだった。
あの日、雨の路地裏で、怯える彼女たちを助けるまでは。
「風邪、引かないように気をつけて」
ナンパから助けて、傘を貸して去った春人。
しかし翌日、一人暮らしの彼のマンションにいたのは、エプロン姿の冬華と、彼のジャージを着た雪奈だった。
「春人くん、貴方の生活は私がすべて管理します」
「はる君、充電させて。……ギュッとしたい」
学校で見せる冷徹な仮面をかなぐり捨て、甘く溶けた姿で迫る双子たち。
完璧主義な姉・冬華による過保護な献身と、無気力な妹・雪奈による依存的な執着が春人を襲う。
二人の重すぎる愛に挟まれ、春人の平穏な日常は甘いものになっていく――。