あらすじ

地方の病院で働く主人公は、半年の勤務を経て夜勤に入ることになった。 夜の病棟は静かで、仕事も次第に日常になっていく。 だがある夜、緊急対応に追われる中で記録を急いだ翌日、 「確かにいたはずの患者」が、最初から存在しなかったと言われる。 記録は残っている。 名前も、処置も、異常も。 それなのに、誰の記憶にも残っていない。 理由は分からないまま、主人公は仕事を続ける。 ただ一つ、以前よりも強く意識するようになったことがあった。 ――書くこと。 ――確認すること。 ――時間内に終わらせること。 そして数か月後、 何も問題なく終わるはずだった夜勤で、 主人公は再び「記録」と向き合うことになる。 その瞬間まで、 すべては“異常なし”だった。

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カクヨム
カクヨム2025/12/31
  • 現在の作品ホラー短編