あらすじ
公爵令嬢カトリーナは王太子から突然の婚約破棄を告げられる。
理由は、平民少女への“真実の愛”。
――ありがちな展開。
しかし彼女は泣かず、怒らず、騒がない。
淡々と婚約破棄を受け入れ、
王太子とも王城とも距離を置いた結果、
なぜか王国の行政が回らなくなっていく。
実は彼女は、
気づかぬうちに予算管理・書類整理・実務全般を担っていた
“仕事ができすぎる元悪役令嬢”だったのだ。
追放もざまぁもない。
あるのは、静かに評価が逆転していく現実だけ。
これは、
期待を捨てて距離を置いた悪役令嬢が、
気づけば一番自由で幸せになっていた話。