あらすじ
――「正しさ」は、独りでは守れない。
「正しいこと」をしたはずだった。
異類犯罪対策局の新人局員・諏佐天音は、元上司の不祥事に気づき、独断で行動した末、殺されかける。証拠は同僚に奪われ、手柄は横取りされ、事件は上層部によってもみ消された。その結果として命じられた異動先は、通称「ゴミ拾い課」と揶揄される地域怪異対応課だった。
窓際の雑用部署だと聞かされていたその課は、人とあやかしの間で起こる、表沙汰にできない厄介な事件ばかりを押し付けられる場所。
首輪の外れた狂犬と怖れられる先輩・武見に振り回されながらも、天音は仲間たちと協力し事件に向き合っていく。しかしその一つ一つが、やがて天音自身の在り方を問う、大きな試練へと変わっていく。
「絶対にこの部署から逃げ出してやる」――そう誓った天音が、最後に辿り着く答えとは?