あらすじ
大学進学で上京した主人公は、古いアパートの押し入れ奥に残された鏡と緑色のワンピースを見つける。鏡の中の自分は、どこか嘲笑うように歪んでいた。やがて親しくなった友人・美咲の周囲にも“影”が現れ、鏡の中の存在が二人の関係に入り込んでくる。緑色のワンピースを着せられた美咲は、鏡に引き寄せられ、そこには嫉妬に濁った“緑子”の笑みがあった。鏡が映していたのは、ただの怪異ではなく、主人公自身の胸に潜む感情でもあった。友情と嫉妬が交錯する中、押し入れの奥からは今日も微かな笑い声が響く。☆「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません」