あらすじ
今より19年だけ未来の、2039年の日本。そこは、プロジェクションマッピングの広告が溢れ、コンビニの店員が大方AIになり、自動運転が当たり前になった、「みんなのSF」が現実を侵食する時代。犯罪は監視カメラと数十億人分の顔写真によって抑制され、教育には紙媒体が姿を消した、そんな時代。
そんな日本で、一人の少年は高校生活から逃亡した。現代社会への不満が爆発したために。
逃げ出した先は東京のどこか。彼はそこでとある少女と青年に出会う。彼らはみな、現代社会で生きるのが辛くなったために、浮世を離れて宛の無い逃避行をする者達だった。
3人は戸籍を作り直し、少年は『見鹿島 鎺(ミカジマ ハバキ)』と名を変えて東京でその日暮らしを始めることになるが、そんな矢先、鎺は唐突に「『力』を加える」異能力に目覚めてしまう。だがこれ幸いと、鎺はこの力で小銭稼ぎついでに人助けを始める。
昼は少年『見鹿島 鎺』、夜は『怪人 アラハバキ』。彼と愉快な仲間たちの人助けは、後に日本を大きく動かすことになる───。